全米を泣かす奴は俺が許さん
のらくらアラサーライフ^^
 「小江戸川越 いも膳」にて懐石料理初体験。
※関西地方のチェーン店「めし処いも膳」様とは無関係ですのでご注意ください^^;

 両親が近場まで観光に来てたので、落ち合って川越の料亭「いも膳」にて懐石料理をいただきました。金は親負担。若干情けない
iPhone3Gのカメラなため写真が若干ヘボな点をお許しください。いいかげんiPhone4欲しいな。。
川越名産にちなんだ芋づくしフルコースとのことで、正直行く前は若干失礼な想像をしてました。
なんかこう、「芋づくし」って見事なまでにまったく期待できないフレーズだと思うんですよ。
それがひとりあたり5500円(「いも懐石」※要予約)。一体どんなんやと。


美味しんぼに登場するような堅苦しい空気を期待してたんですが、そういうノリはあまり感じませんでした。建物も庭も立派なんだけど、黒い政治家さんとかはあんま利用しなさそうな。テーブル席なんかもありますし、若いカップルやお子様連れの客なんかもいらっしゃいます。和服姿の店員さんは美味しんぼに登場しそうな雰囲気がありましたが、海原雄山はいなさそうな程度の美味しんぼ具合です。庭に獅子脅しも見当たらなかった
……こう改めて考察してみると、おいらが美味しんぼでしか料亭を知らないことが露呈されますね。笑わば笑え、庶民でなにが悪い。


コースメニューって奴はゆっくり食べることもあって満腹感がすごいですね。料理もだんだん濃い味付けになっていくという展開。この辺のロジックはフランス料理コースメニューとかと考え方は一緒なんでしょうね。
とにかく川越名産の芋を、いかにコースメニューとして仕立て上げるかが勝負なんでしょう。芋使わなきゃ負けだとでも言わんばかりの、執念さえ感じる料理の数々。
写真の海老にかかってる芋生地は、海老の風味をきゅっと閉じ込めていてとても美味しかったです。

これ全部、なんかしら芋
「旬の素材をどう調理するか」よりも、「どうやって芋と絡めるべきか」にフォーカスされた美しい懐石料理が最後まで続きます。
ラストに至っちゃ、

芋練りこんだ蕎麦

芋練りこんだくずきり

芋練りこんだアイス


というコンボですよ。もうね、芋焼酎飲みながら「如何に芋か」を味わっておるのですが、定期的に謎の笑いが込み上げて来ます。
だってさ、高級食材を惜しげもなく芋と絡めやがるんですよ。
よりにもよって川越=芋が名産なため、芋などというごく普通の食材にこだわらざるを得ない川越の料亭の意地なのかなとか。若干、不条理ギャグの要素を感じてしまいます。もちろん、店名からして全てを覚悟の上だと思いますが。
ただ……ハモとサツマイモを摺り降ろして云々した料理なんてのもあったのですが、正直ハモだけ出してよとか思ったのは秘密。
芋っぷりはともかく、料理はほんとに素晴らしい。素人目でさえも、「この一口にどんだけ手間かけとんねん」と思わざるを得ない料理の数々。芋っぷりに笑えてくることを除けば丁寧な仕事っぷりに感服するばかりです。

たかが芋、されど芋。
本物の料理人が芋に本気出すとどうなってしまうのか、興味が湧いた方は是非アクセスしてみてくださいね。

「小江戸川越 いも膳」様ホームページはこちら

【寸評】
・価格:★★ お門違い承知ではありますが、庶民に料亭はやはり割高。満足度は申し分なし。
・味 :★★★★★ 庶民の味覚による評で恐縮ですが、十二分な感動がありました。
・芋 :★★★★★ ここより芋な店あればむしろ教えて下さい。

 
 プロフィール

アラサーのおっさんですが皆からのんちゃん呼ばわりされてます。学生時代のあだ名がここまで禍根として残るとは思いも寄りませんでした。
web拍手ではシステムエンジニアとしてのらくら頑張ってます。
web拍手の外では底辺ボカロPとかいろいろやってたりしたりしなかったり^q^
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