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だんでぃ

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スタンドアロンコンプレックス
2006/02/20 05:54
「スタンドアロン」という用語があります。

PCがネットワークに繋がっていない状態のことや、基本的にプラグインとして使うことが多いソフトが単体で立ち上がっている状態のことを指します。

僕の好きなアニメ「攻殻機動隊」では、「スタンドアロンコンプレックス」という言葉が「人がネットワークに繋がっていない状態に焦燥感や不安感を抱くこと」として、ネットワークが発達した近未来特有のコンプレックスとして語られています。


ところで、近年のネットワークの発達ぶりはすごいですね。インターネットに散らばる情報の量たるやすさまじいものがあります。

今のところ、先述した「攻殻機動隊」のように、人体に直接ケーブルを差してネットワークにアクセスするなんてことはできませんけど、ネットワークに繋がったPCの前にいればいつでも世界中のPCから溢れんばかりの知識を引き出すことができます。でも、直接僕の体にLANケーブルが差さったら楽なのになと本気で思っている僕はアニメの見すぎでしょうか


んで、僕は普段インターネットを使って仕事をしていますし、PCとは小学生の頃からの付き合いという筋金入りのヲタクで、インターネットの扱いも慣れたもんです。ネットワークに繋がったPCの前にいる僕は、知らないことは何も無いと言っても決して言い過ぎではないと思います。


しかし逆に、用事があって朝から晩までPCの前から離れざるを得なくなったりすると、妙な感覚に襲われます。サーバーは安定して動いているのかとか、稼動中のプログラムにバグが発生してはいないだろうかといった不安感です。

自分がネットワークにアクセスできる状態であればすぐに確認できることなのですが、その事柄が重要であればあるほどネットワークにアクセスできない状態にあることに焦燥感が芽生えます。

サーバーダウンがそこまで重要なことなの?と不思議に思う方もいるかも知れません。確かに数時間程度のサーバーダウンであればお詫びのご案内を出せば済むことなのかもしれませんけど、例えばそれが数日に及ぶダウンだったり全ユーザーデータの消失といった状況になると、今まで僕が3年近くもかけて築き上げてきたユーザーさんからの信頼を白紙にしかねません(別に現段階でそこまでの信頼も無いんじゃない?とか言ったら泣きます)。

というような理由から、まさしく僕はネットワークから離れた状態にいることに不安感を抱く「スタンドアロンコンプレックス」であると言わざるを得ません。


今では携帯電話からインターネットにアクセスできるので、僕の携帯から僕の家のサーバーがちゃんと動いているかどうかチェックすることができるように細工はしてあるのですが、動いているかチェックできるだけで、サーバーがダウンしていたら結局急いで家に帰って対応に当たらないといけないので、逆にあんまりチェックしたくなかったりします。まさしく本末転倒です。



さてさて、ここまで読んでみると僕が極度のインターネット中毒者社会不適合者救いようの無いニート(そこまで言うか)のような感じがしますけど、こういった「スタンドアロンコンプレックス」って必ず誰しもが持っていると思うんですよね。

そもそも人間は社会という人と人のネットワークの中で存在しているわけですし、完全に他人から隔離された状態(スタンドアロン)では人は生きることは難しいと思います。

例えば社会といった数百人〜数千万人のマクロなレベルではなく、2〜3人のミクロなレベルで考えてみても面白いです。好きな人と一緒に居られないことを寂しいと感じることも「スタンドアロンコンプレックス」だと思いますし、家族や自分の家、自分の生まれた町を恋しく感じる「ホームシック」というのも「スタンドアロンコンプレックス」であると言えると思います。

当然、その対象が人ではなくても、例えばペットやコレクションや芸術といったものに視点を当ててみてもそういったことが少なからずいえると思います。人は必ず自分以外の何かに依存する習性があるんでしょうね。いや、人といわず、生きとし生けるものは全て何かに依存する「スタンドアロンコンプレックス」を抱えているんです。



長々と小難しい話をしてきましたが、結局何が言いたいのかといいますと、毎日毎日PCに向かってインターネットに勤しんでいる僕は決して異常なんかじゃないの!ということを一生懸命正当化してみたのです。今回はマニアックなアニメの話まで持ち出してしまいましたけど、僕はいたって健康な青年です!ホントです!でもネットゲームに手を出したらいよいよ帰って来れなくなると思うので、手は出さないようにしています!あぁ!FF11超面白そう!