プロフィール

だんでぃ

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webデザイナーでミュージシャンだと言い張って聞かない36歳。

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特殊能力
2006/03/07 04:45
今日のはすごく長いですよ(笑)



「絶対音感」という能力があります。

聞こえてくる音がドレミファソラシドのどの音か100%当てられるという能力で、絶対音感が身に付いている人は初めて聞く曲を一度聴いただけで楽器で演奏できてしまったり、頭の中で作った曲を楽器を使わずに楽譜にできてしまったりと、音楽をやっていない人から見たら天才的な技をいとも簡単にやってのけてしまいます。


さて、実は僕は昔バンドで食っていこうと真剣に考えていた時期がありました。月並みに中学生の時にバンドに憧れて、そのままのめりこみ、音大(と言っても短大ですけど)に進学を決意するほど本気でした。

高校3年間は音楽理論ばっかり勉強していて、授業中も音符ばっかり書いて先生に怒られる高校時代でした。その頃の友達はみんな僕が真剣に音楽をやっていることを知っていましたし、楽器や作曲なんかもそこそこできたので、周りのみんなからすごいすごいとおだてられて天狗になってるしょーもないヤツでした(笑)

音大に進学することを真剣に考えていた辺りから、音楽教室に通い始めて作曲と音感の訓練を始めたのですが、僕はどうも音楽理論は得意だったのですが、音感の方がダメダメでして。

初めて「聴音」という訓練をしたときに「今からピアノでメロディーを弾くから楽譜に直してみろ」と言われて「楽器も使わずにそんなことができるわけない」と先生に食ってかかった記憶があります。当時の僕の音楽に関する認識の甘さが現れてますね。


結局、ある程度は音感は付きましたが、「ある程度」というレベルで音大に進学して、周囲のレベルの高さに天狗になっていた鼻を思いっきり折られてしまいました。

その頃知り合った友達には絶対音感を持っている人が何人かいて、初めてその能力を目の当たりにしたときに自分の限界を悟ってしまった気がしました。


その後もバンド活動をがんばっていたのですが、結局うまくいかずに解散してしまい、その後にweb拍手のアイデアが思いついて今に至るわけですけど、バンド活動中は自分の音感のなさを幾度となく呪ったものです。ふとした瞬間に思いついた曲をすぐに形に残すことができず、絶対音感がという能力を渇望する日々でした。


と、僕に絶対音感が身に付いていないが故に音楽を諦めてしまったような印象がありますけど、実際のところ音楽で成功するということと絶対音感が身に付いているということはイコールではないんですよね。幼少期に訓練を受けなくて絶対音感が身に付いていなくても、がんばって訓練すれば「相対音感」というそれに近いほどの鋭い音感が身に付くようですし、学生の頃の先生で世界的に活躍している作曲家の方でも「僕は絶対音感がないんだよね〜」とあっけらかんと話していました。同級生で絶対音感は無いけども素晴らしく良い曲を作るし音感の鋭い人もいました。

結局のところ、僕は死ぬほど努力して相対音感を身に付ける根性が無く、絶対音感が無いせいにして逃げてしまっていたのでしょうね。



ぁさて、僕には音楽以外にも昔から関わりの深いものがあります。

それは言うまでも無く「PC」です。

小学生の頃に親にねだって買ってもらい、自分でBASIC言語でゲームを作って喜んでいるという暗い少年時代でした(笑)

でも、その頃の経験があったおかげで、web拍手を開発するのに必要なスキルもすんなり入ってきましたし、学校に通ったりもせずにプログラミングで生計を立てられるほどになりました。



話題はまたちょっと「絶対音感」に戻るんですけど、絶対音感がある人が言う「音が全てドレミファソラシドで聞こえる」というのがいまいちピンと来なかったんですよね。ピアノの「ド」を弾くと「どー」って聞こえるの??じゃぁ和音が鳴ったら大変じゃない??と。

しかし最近、絶対音感のある人の聞こえる音のイメージがハッと理解できたような気がした瞬間がありました。


システム構築の仕事の打ち合わせ中、「こういう機能付けられる?」といった質問をされたときに、その機能を実現するためのプログラムが一瞬にして脳内で組みあがるイメージができたのです。その後も、こういう機能こういう機能と言われる度に頭の中で一気にスクリプトを組み、それが実現可能か否かの判断、否ならばその原因は何か、原因を取り除くにはどうしたら良いかまでが一瞬にして組みあがっていくイメージがありました。後は、家に帰ってすでに頭の中で組みあがっているプログラムをPCに入力していくだけ。


暗算の天才と言われる人は、頭の中でそろばんがすごいスピードで弾かれるイメージが出来上がるそうです。
味覚の天才と言われる人は、完成された料理を食べるだけで舌の感じたイメージから全ての食材を当てる事ができるそうです。

別に僕が天才だ!なんて言うつもりは毛頭無いですけど、絶対音感のある人が感じているイメージってこれに似てるんじゃないのかな〜と思った瞬間でした。

ドレミファソラシドという言葉で聞こえるんじゃなくて、聞こえる音が脳内でピアノの鍵盤や楽譜といったイメージに差し替えられるんでしょうね。

まぁ、それが理解できたところで僕の音感は一向に鋭くならないどころか、音楽から離れて久しいのでどんどん鈍くなるばかりです。

残念ながら僕には絶対音感という特殊能力は無いようですけど、毎日毎日PCに向かっているおかげでプログラムの脳内補完のような特殊能力は身に付いたようです。取りあえずはこの能力をうまく生かしていこうかなと思います。


仕事が落ち着いたらまた音楽やりたいな〜と思い続けてもう何年も経ちますけど、一向に仕事が落ち着く気配はないですし、まいっちんぐですね。

さてさて、そろそろ夜が明ける時間になりつつあるのでもう寝たいと思います。最後まで読んでくださった方がいたらありがとうございました〜♪