ちょっと前の話になります。
夜中に小腹が減ったので、何か食べるものは無いかと台所をごそごそと漁っていたところ、夏の残りの素麺を一束見つけました。
他に目ぼしいものも無かったので、一束しかないけどしょうがないかと素麺を茹でることにしました。
鍋を火にかけて待つこと数分、お湯が沸騰して素麺を茹でる準備ができました。
んで、素麺を投入するわけですが、乾麺って鍋に入れるときに鍋の中心に立てて入れて、ばっと咲かせる感じで入れるじゃないですか。

こんな感じに。
で、お湯に浸かってる部分が柔らかくなったのを見計らって、箸なんかでかきまぜてお湯の中に全部入れるわけですけど、その時は素麺を投入してから箸を用意していなかったことに気付きまして。
こりゃいかんと箸を用意しようとしたのですが、その間にお湯から立ち上る湯気でお湯から出てる部分も柔らかくなっていったんですね。
次の瞬間には、湯気でしなった素麺は下図のようになってしまいました。
あちゃ、しまった。と思ったその時、なんということでしょう。
素麺発火
慌てたね、俺は (アメリカ人ふうに)
大慌てでコンロの火を消して、燃え盛る素麺を華麗なる手さばきで鍋に導入。
迅速かつ冷静な判断で事なきを得ましたが、素麺の1/3近くを消失し、鍋の中にも灰となった素麺が混ざりこんでしまいました。
とはいえ、深夜の貴重なる最後の食料。無駄にするわけにはいきません。
灰の部分を取り除いて食べればいいさと、水にさらしている時にちまちまと灰を取っていたのですが、不意に食器棚に映る自分の姿が目に入った途端、
何故か手元が滲んで見えなくなってしまったので、あきらめてちょっと苦いまま深夜に一人で2/3束分の素麺をいただきました。
皆さんも乾麺を茹でる時は麺の発火にお気を付けください。