第1回 静音PCの限界に挑戦
第2回 パーツを吟味する
第3回 組み立て開始
第4回 ベンチマーク結果
さて、前回でめでたくPCとしての完成を見ることができた新PCですが、今回の企画の趣旨である「静音化」がまだ残っています。
静音PC組み立ての初心者にありがちなことなのですが、というか2年半前の僕にありがちだったのですが、PCの静音化をしている際に以下のような事態に陥ることがあります。
・「A」のパーツの音が気になるから取り替える
・「A」が静かになったおかげで「B」の音が気になる
・「B」を静かにしたら、静かになったはずの「A」が気になってくる
・もう一度「A」を取り替えたら今度は「B」が・・・
こういった堂々巡りを繰り返してしまうことを「静音スパイラル」と言うらしいです。
こんな事態に陥らないためにも、パーツの取替えはケチケチせずに思い切って行ったほうがいいです。
それでは、現状で音の鳴っているパーツを探してみましょう。
音が鳴っているパーツには以下のようなものがあります。
・各所のファン(ケース、CPU、グラボ、電源等)
・ハードディスク
要するに、「回転する部品」が音を出すわけですね。今回、ハードディスクは2年半前の教訓を生かして、既に音の静かな2.5インチHDDを選択済みです。なので、残るは各所のファンだけとなります。静音PCを作る際にネックとなる、グラボと電源を既にファンレスにしている僕に隙はありません。
最初のパーツ選びの段階で徹底したおかげで、現状で回転しているファンは
この3つだけしかありません。
確かにこのうちのどれかがやや耳障りな音を出しているのですが、場所も近いのでどれか分かりません。
ではどうやって確かめるかというと、簡単です。PCの電源を入れたまま、
ファンの電源を抜いたり差したりしてみましょう。
そんなことして大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、ファンに関しては大丈夫です。
他のパーツはやめてください。
この3つのファンをそれぞれ抜き差ししてみたところ、3つともそれなりに音を出すことが分かりました。
うーん。
全部取り替えるか。
ということで、買ってきました。
オウルテック社製 SUPER超静音120mmファン
騒音レベル 5dB
お値段2,980円×2
ainex社?製 究極静音140mmファン
騒音レベル 13.9dB
お値段2,470円
騒音レベルの「dB(デシベル)」って単位は、値が低いほど音が小さいんですけど、2年半前に何個か買ったオウルテック社の「スーパー超静音シリーズ」がほぼ無音だったので、今回も買ってみました。そのときのは10dBだったので、今回の5dBに期待です。14cmファンの方は13.9dBと値が高めだったのですが、これ以上低い数値のが手に入らなかったのでやむなしです。
ちょっと長くなってきたのと、最近バタついているので今回はここまでです!
お盆中には完結させますので!